ハロウィンの由来と起源!かぼちゃやお菓子はなぜ始まった!?
海外ではクリスマスに匹敵するほど盛り上がるイベントといえばハロウィン♡
年々日本でも、知名度は上がっており、ディズニーランドやUSJでは、ハロウィンイベントの時期はとても混雑することで知られていますよね。2016年は、2015年度よりも来場者数が増加するかもしれません!
日本のハロウィンは、仮装がメイン。さまざまなコスチュームに身を包み、町中を練り歩いたり、パーティーしたりと、盛り上がりを見せていますよね。
でも、実は、海外のハロウィンは、日本の仮装パーティーとはちょっと違うんです。
早速、見ていきましょう~!
ハロウィンってなに?
もともとは、古代ケルト人を起源とする民族行事。このケルト人の1年の終わりは、10月31日で、この日の夜は、先祖の霊や悪い霊がやってくると信じられて いたそうです。
そこで、この10月31日の夜に、秋の収穫を祝うとともに、悪い霊を追い払うためのお祭りも行われてたのが起源だそうですよ。
その後、時代とともに、カトリック民族が、ケルト民族を侵略し、ケルト人が行っていたこのお祭りを、キリスト教にも取り入れたとされています。
現在では、カトリック教会で行われる、諸聖人の日(11月1日)の前夜祭となっているそうです。
諸聖人の日(11月1日)は、万聖節(All Saint's Day)と言い、またの名を、ハローマス(Hallowmas)と言うそうで、死者の魂が世に戻ってくると考えられてます。
日本でいうお盆のようなものですね!
このハローマス (Hallowmas) の前日、10月31日に行われるお祭りであることから、「Hallow eve」が訛り、現在の Halloween と呼ばれるようになったと言われています。
要するに、ハロウィンとは日本でいうと【お盆の前日】という意味で、クリスマスイブ的な感じですね。
他にも、神聖なという意味の「Hallow」と、夜「evening」が合わさって、Halloweenになったとも言われています。
現在では、この宗教的な意味合いよりは、仮装をしたり、カボチャをくりぬいて作ったジャクオーランタンを飾ったりと、イベント的な要素が強いようですね。
ここまでのまとめ♡
・現代のハロウィンは、諸聖人の日の前夜祭という意味
・呼び方は、ハローマス → ハローイブ → ハロウィンへ
・最近のハロウィンは、イベント的要素が強い
ハロウィンで仮装をする意味
これは、日本でいうお盆の時期、つまり万聖節の時期にやってくる悪霊や魔物たちに、一緒にあの世に連れていかれないよう、お化けの恰好をして同じ仲間だと思わせるという意味合いがあるそうです。
魔除け的な感じでしょうか…?
日本では仮装する意味を知らずに仮装をしている人も多いので、本来の意味とはだんだんかけ離れてきているようですね。
なぜお菓子をあげるの?
ハロウィンでは「Trick or Treat!」と言って、仮装した子供たちが家々を回って、お菓子をもらいますよね?
もともとは、悪魔たちが「我々をもてなさなければ、お前たちを不幸にして やるぞ」という意味から来ていて、やってきた悪魔を追い払うために、おもてなしをしていたのが、起源とされています。
悪魔にそんなこと言われたら、単なる「イタズラ」じゃ済まなそうですもんね(笑)
今ではカワイイ子供たちのオバケに、お菓子をあげるのが風習となっていますね!
なぜカボチャなのか?
ハロウィンと言えばカボチャのイメージですよね。
この時期になると、カボチャをくり抜いて、お化けのようにしたジャクオーランタンを様々な場所に飾りますよね。
実は、これも魔除けの一種なんだとか。
この世にやってくる多くの魔物や悪霊を寄せ付けないよう、くり抜いたカボチャの中に、ろうそくの火を灯し、魔除けとして家の周りに飾ったりしたそうですよ。
もともとは、「カブ」をくり抜いていたそうなのですが、アメリカでの生産が多かったカボチャを使うことに変化していったとか。
今となっては、カブより、カボチャのほうがしっくりきますもんね!(笑)
因みに、このジャクオーランタンを直訳すると、「ランタンを持っているジャック」という意味になりますが、この名前の由来には、こんな逸話が残されているんです。
昔、ジャックという悪いことばかりして生きていた男が、ハロウィンの夜に、悪魔に魂を取られそうになりました。
しかし、ジャックは、悪魔を騙して魂を取られないようにすることに成功します。
その後、時は流れ、ジャックが老いて亡くなったとき、生前に悪いことばかりをしていたため、天国に行くことが出来ず、地獄へと落ちていくことになりました。
しかし地獄の門には、生前、ジャックが騙した悪魔が立っており、「お前の魂は奪わないと約束した」と、追い返されてしまいます。
天国にも地獄にも行けないジャックは、悪魔から地獄の火種をもらい、近くにあったカブをくりぬいてランタンを作り、永遠に暗いあの世とこの世の狭間をさまよい歩くことになりました……。
そんな逸話から、ジャックのランタン…ジャクオーランタンと言われるようになったんですね!
日本でハロウィンが【流行した理由】と【楽しみ方】は?
日本でここまで流行するきっかけとなったのは、やはり ディズニーランドやUSJ (ユニバーサルスタジオジャパン) のハロウィンイベント だと思います。
2015年度の10月入場者数が、TDL・TDS・USJ ともに増加しています。2016年度も、ハロウィンイベント効果で入場者数が増えること間違いないしょう。
このハロウィンにちなんだイベントを行うことで、日本人にも、馴染み深いイベントになりましたよね。
もともと日本は、コスプレ文化ですから、ハロウィンの仮装パーティーがここまで盛り上がるようになったのも納得がいきますね。
いづれにしても、外国と同じような宗教的意味合いはほとんど日本ではないですし、どちらかというと、仮装イベントとして捉えていますから、ハロウィン自体の本来の意味を知っている人は少ないかもしれませんね(笑)
日本での楽しみ方は、やっぱり仮装!!
さまざまなコスチュームで、2016年もハロウィンイベントに参加しちゃいましょう!
また、家庭では、ハロウィンのお菓子をお子さんと一緒に手作りしても楽しいですよね。
まとめ
ハロウィンって、実はとても奥深く、起源をさかのぼると、物凄い昔からある行事だったということが分かりました!
日本のお盆に似たイベントだと思うと、何故か途端に親近感が湧きますよね(笑)
今年からは、ハロウィンの本来の意味をしっかりと勉強したうえで、楽しんでくださいね。
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